INORI -PRAYER-:WOW・TOKYO・AyaBambiとのコラボレーション
概要
顔へのプロジェクションマッピングやコンピュータグラフィクス表現によって世界的に評価が高いWOW,テクノロジーを絡めた映像やCMなどで世界的な賞を獲得してきたTOKYO,Madonnaなどのダンサーを務める世界的ダンサーAyaBambi,そして世界最速レベルのプロジェクションとセンシングを融合するダイナミックプロジェクションマッピングを開発した東京大学 石川渡辺研究室のコラボレーションによって,新たな映像作品「INORI (prayer)」を生み出しました.
本作品ではパフォーマンス中のダンサーの顔や手にプロジェクションマッピングを行う技術が取り入れられています.独自の高速なプロジェクションマッピングを用いることで,激しいパフォーマンス中にも,その動作に遅れることなく身体に映像を投影することが可能となっています.また,2人のダンサーへ同時に投影することが可能となっています.使用されたプロジェクタDynaFlashは,東京大学 石川渡辺研究室と東京エレクトロン デバイスが共同で開発した高速なプロジェクタです.このプロジェクタは,8bit階調の映像を1000fps・3ms遅延で投影することができます.さらに,WOWと東京大学 石川渡辺研究室のコラボレーションの下,本作品のためのプロジェクションマッピングシステムを新たに構築しました.具体的には,高速な映像生成,高速なプロジェクション,手のトラッキングは東京大学 石川渡辺研究室が開発したダイナミックプロジェクションマッピング技術,顔のトラッキングやプロジェクションはWOWが開発したフェイスマッピング技術を基盤とし,今回の作品に向けて拡張したものとなっています.ダイナミックな動きと連動する映像が,あたかも皮膚の一部となって一体化し,身体を変形/変質させる先進的な表現を実現しています.
写真はWOWの作品紹介ページ, 「INORI (prayer) / Making」より転載
関連ページ
動画
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関連動画
- INORI -PRAYER- on Vimeo (上記と同じ動画です)
- INORI (prayer) / Making
関連研究ページ
- 「超高速プロジェクタとその応用」の研究概要
- 高速プロジェクタを用いた変形する非剛体曲面へのダイナミックプロジェクションマッピング
- DynaFlash: 1,000fps・3ms遅延で8bit階調の映像を投影する高速プロジェクタ
関連する研究室の動画
Dynamic projection mapping onto deforming non-rigid surface |
Dynamic Projection Mapping; Now and the Future at Ishikawa Watanabe Laboratory |
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