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高速3次元トラッキングを用いたマーカレスダイナミックプロジェクションマッピング
概要
近年, さまざまなダイナミックプロジェクションマッピングが達成されているが, 1,000fps レベルの位置姿勢の取得のためには物体にマーカを付与する必要があった. これに対し, マーカレスで位置姿勢を取得するには, 画像ベースで自然特徴を使う方法や形状を用いる方法がある. しかし, 計算コスト・照明環境による見え方の変化・蓄積誤差などの問題があり, 高速に絶対的な位置姿勢を推定することが困難であった.
そこで, 独自の高速3次元トラッキング手法による1,000fps レベルの相対的な運動推定とモデルベースの位置あわせ手法による補正を組み合わせることで高速性と絶対的な位置姿勢の推定を両立する手法を提案する. 本研究では, 高速に絶対的な位置姿勢推定を行い, DynaFlash を用いて実際に1,000fpsでマーカレスダイナミックプロジェクションマッピングを行った.

参考文献
- 田畑智志, 天野光, 渡辺義浩, 石川正俊: 高速3次元トラッキングを用いたマーカレスダイナミックプロジェクションマッピングの検証, 電子情報通信学会, パターン認識・メディア理解研究会(大阪, 2018.1.18)/信学技報, vol.117, no.391, pp.147-152 2017年度 電子情報通信学会 パターン認識・メディア理解研究会 PRMU月間ベストプレゼンテーション賞