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モノクロの高速投影映像をカラーに知覚させるシステム
概要
毎秒1000枚の高フレームレートで投影が可能な製品版のプロジェクタDynaFlashは,カラー映像の投影には対応していない.そこで本研究では,モノクロの投影光を用いてカラー映像を表現するために,投影レンズの前方にミラー及びカラーフィルタを配置することで,1台のプロジェクタから同時に投影した2枚の映像をスクリーン上で合成し,高速性を失うことなく,カラーと知覚可能な投影を実現した.
本システムは,ミラーおよびカラーフィルタというシンプルな外付け装置構成のみで構築可能であるため,モノクロ映像をカラー化するというニーズに対して低コストに導入できる.従来カラー化が難しかったシステムを安価に極力スペックを落とさずにカラー化する用途に向いており,認知科学の知見を工学システムに融合させた新たな提案である.
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参考文献
- 池田遼,早川智彦,石川正俊:Landの二色法を用いたモノクロ高速プロジェクタにおけるカラー化手法の提案,第19回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2018)(大阪・2018年12月13日〜15日),講演論文集,pp. 3063--3066.