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2D/3D視線制御に基づく肢体不自由者向けの生活支援ロボットの実現

概要

本研究では,図.1 に示すように,視覚障害がない肢体不自由者の日常生活によくある感知、移動、操作など具体的なニーズを満たすためのロボット支援の実現を目的としている.特に,車いす利用による自律移動やロボットアームによる操作支援などロボット支援に加え,肢体不自由者だけでは実現困難になる周囲環境に対する感知支援(例,車いすに座っているユーザーが冷蔵庫上部の中にある食品(目視不可能)を探したい)を実現している.

提案手法の有用性を検証するために,以下の応用シナリオで実験検証を行った.車いすに座っているユーザーが視線制御のみでロボットシステムを利用して約5メール離れている棚(高さ:約1.15 メール)の上に置いてある段ボールの中から目標ペットボトルを取り出す.車いすに座っているユーザーの視点からは段ボールの中に入っているものを見ることができないため,視線制御を利用して車いすによる移動支援、ロボットアームの手先にあるカメラによる感知支援およびロボットアームによる操作支援を一連の流れで実現する.



 
 
Fig.1 Proposed concept


 
 
Fig.2 Developed system

 
 
Fig.3 Snapshots of experimental process

参考文献

  1. 黄 守仁,Sørensen Sune Lundø, Cao Yongpeng, Mikkel Kjærgaard, 石川 正俊, 山川 雄司: 2D/3D視線制御に基づく肢体不自由者向けの生活支援ロボットの実現,第24回計測自動制御学会システムインテグレーション部門講演会(SI2023)(新潟,2023.12.14)/講演会論文集,pp.130-132
  2. Shouren Huang, Sune Lundø Sørensen, Yongpeng Cao, Masatoshi Ishikawa, Kjærgaard Mikkel, Yuji Yamakawa: Robotic Assistance for Extended Sensing, Locomotion and Manipulation by Gaze Control,2023 32nd IEEE International Conference on Robot and Human Interactive Communication (RO-MAN)

東京理科大学 研究推進機構 総合研究院 石川グループ研究室
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