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Laserinne: 雪上へのレーザー描画を通じた大規模インタラクション
概要
この研究のゴールは、スキー場の斜面全体をインタラクティブなディスプレイに変えてしまうことであり、 スキーヤーの動きに合わせて雪上に絵が描かれていくことでもある。 本研究ではレーザープロジェクションを用いることで、一ヶ所の投影機から、 様々な距離におけるでこぼこした表面に絵が描かれていく(通常のプロジェクターでは難しい)。 さらに、高いコントラストのイメージを投影することで、雪は優れた投影面となる。 また、いくつかのインタラクションのシナリオは既に検討されている。
- 仮想スキーヤー
- 仮想障害物
- スキーヤーへの情報呈示(競争者のスコア、動きの軌跡、スピードの表示等)
- 安全な場所の境界線
- 初心者用と上級者用のトラック
- リアルタイムにネットワーク化された体験
- 異なる場所
- 大陸間のスキー斜面からのスキーヤーのシルエットの投影等
本研究は、ラプランド大学とベルリン芸術大学と東京大学の共同研究であり、 直近のゴールを、2011 FIS アルペンスキーワールドカップにおいて、 本システムを稼働させることに定めている。
本システムは通常のカメラトラッキングとカメラプロジェクターキャリブレーションを組み合わせており (カメラはステレオのペアか、既知の地形上にいるスキーヤーのトラッキング用カメラ1つを用いる)、 レーザーセンシングディスプレイの理論的枠組みは我々の研究室で研究されてきた。 後者の技術は、キャリブレーションのフェーズ無しの配置で簡単に、 最小のフィードバック遅延でリアルタイムのインタラクションを可能とする。 本システムは、情報学的なものからエンターテイメント的なものまで (観客やスキーヤー自身のため、スコアや安全圏、危険な障害物の喚起等)、 いくらかの可能なインタラクションのシナリオを容易に実現させ、 雪上斜面における新しい形での競争や体験を提供していくことを目指す。 (雪上のみならず、あらゆる種類の平面での適用が考えられる: サッカー、テニス、遊び場、クライミングウォール、卓球台、普通の道 等)
動画
メンバー
to come- contact in Japan: Alvaro Cassinelli
- contact in Berlin: Jussi Angesleva
- contact in Lapland: Rinne Jari