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ソフトウェア A-D 変換手法 |
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ビジョンチップにおける画素レベル A-D 変換を, ソフトウェアで制御するための手法を提案した. これにより, 広いダイナミックレンジから任意に選んだ量子化間隔での A-D 変換を, プログラマブルに実現することが可能となる.
提案手法では, ある時間だけ光電流を蓄積した際の信号レベルが, ある参照電位に達しているかどうかを判定することで, 量子化の各境界値との比較を行う. それぞれの境界値に対して, この「時間」と「参照電位」の両者を適切に制御することで, 与えられた量子化間隔を, ノイズの影響を最小化する条件のもとで実現する.
ビジョンチップを用いた実験により, A-D 変換特性の制御とノイズの低減が実現できていることを確認した. 実験結果を Fig. 1 と Fig. 2 に示す.
Fig. 1: 従来手法との撮像性能比較.
Vref (PD 参照電位)を固定した従来手法と比べて,
感度の向上とノイズの抑制の両立が実現されている.
Fig. 2: 異なる A-D 変換特性での撮像結果.
適切な特性を与えることによって,
広いダイナミックレンジに渡る撮像が実現できる.
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