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特異値分解を用いた2次元光デバイスのアライメントの解析 |
面発光レーザアレイやフォトディテクタアレイなど 高密度に実装された2次元アレイ状の光デバイスを 用いた光インターコネクションの実現には、高精度かつ 安定した素子間のアライメントが極めて重大である. 一般にある光学系のアライメントを行うには、 例えば各デバイスの位置姿勢など極めて多くのパラ メータを調整する必要がある。我々は「特異値分解」と 呼ばれる数学的手法を用いることにより、アライメント において重要となる「自由度」をシスティマティックに 導く理論を構築した。 本手法は、(1)光学系のモデル化, (2)「アライメント指標」の構成, (3)光学系のパラメータの微小変化と「アライメント指標」の微小変化 を関係づけるヤコビ行列の特異値分解, からなる。 ここで示された理論に基づいて、例えば、アライメントに大きく 寄与する自由度に対しては高性能のアクチュエータを用い て「アクティブアライメント」を行い、比較的アライメントへの寄 与の少ない自由度に対しては手動あるいは低性能のアクチュエータで 制御するといった、光学系設計上の指針を得ることができる。
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